群馬県太田市 倉庫の屋根をカバー工法 サドル設置
波板スレート屋根にタフレッシュによるカバー工法を実施 ~サドル設置作業~
今回の現場では、長年使用されてきた波板スレート屋根に対し、カバー工法を用いてリフォームを行いました。使用した屋根材は、耐久性・耐候性に優れた「タフレッシュ」。その施工において最も重要な工程のひとつである「サドル設置作業」を中心にご紹介いたします。
既存の波板スレートは、年数の経過とともに劣化が進み、ひび割れや退色、雨漏りが見受けられる状態でした。しかし、アスベストが含まれている可能性があるため、撤去せずにそのまま新しい屋根材を被せ「カバー工法(重ね張り工法)」を選択。これにより、アスベスト飛散のリスクを回避しつつ、施工費用や工期を大幅に削減できるというメリットがあります。
今回採用したタフレッシュは、軽量で断熱性にも優れており、倉庫や工場などの屋根改修に多く採用されている実績のある屋根材です。施工にあたっては、まず母屋の位置を正確に墨出しし、それに合わせて屋根材を支える「サドル」と呼ばれる金具を等間隔で設置していきます。
このサドルは、タフレッシュの波形に沿って屋根材を固定するための重要な部材であり、1つ1つの取付位置と角度がその後の施工精度と屋根全体の仕上がりに大きく影響します。そのため、慎重にレベルを確認しながら、しっかりとビス止めを行いました。
また、サドルと既存スレートの間に雨水が溜まらないよう、部材の密着性や隙間の処理も丁寧に確認。下地となるサドルの安定性を確保することで、次工程のタフレッシュ本体取り付け作業がスムーズかつ安全に行えるようになります。
このように、カバー工法におけるサドルの設置は、屋根全体の品質と耐久性を左右する非常に重要なプロセスです。当社では今後も安全・丁寧・確実な施工を徹底し、お客様の大切な建物を長く守るお手伝いをしてまいります。
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2025年6月24日 投稿者:小口
